直接染料とは、その名の通り、水に溶かして綿や絹を「直接」染めることができる染料です。
一般的に、汗・洗濯・日光などに対する染色堅牢度が低いといわれていますが、最近の直接染料は比較的、堅牢度が高めになっています。
色の鮮明さにおいては、他の染料よりは劣ります。また、染色後の後処理に「Fix処理」と呼ばれる後処理が必要です。
染色 → 水洗い → Fix処理 → 水洗い → 脱水・乾燥
※「%」などの単位についてはコチラ → 染色でつかう単位
「浴比」・「%」などについてわかりやすく図解で解説しています。
染色合計時間 70分
| 染料濃度 | 〜1% | 1〜3% | 3〜6% |
|---|---|---|---|
| 芒硝 | 5% | 10% | 20% |
| ソーダ灰 | 2% | 1% |
水洗をしてください
Fix(フィックス)処理とは「染料を繊維の内部に留めるための処理」です。
なぜ、このような処理が必要かといいますと、「繊維上の染料の水溶解性」を下げるためです(この処理をしないと直接染料で染めた繊維を洗うたびに染料が徐々に水中に流れ出てしまいます。直接染料は繊維の隙間にもぐりこんでいるだけなのです)。
直接染料は「−(マイナス)」の電気を帯びています(アニオンともいいます)。
これに対し、Fix剤は「+(プラス)」の電気を帯びています(カチオンともいいます)。
ようするに「−」を「+」で、とどまらせる関係になります。
水洗いの後、脱水・乾燥を行って、終了です。
一般的な染色法です。手間がかからず作業性が良好です。
※ 直接染料の黒染めの場合は、「含銅(がんどう)Fix剤」を使用します。